劔岳 点の記
この海の日の久しぶりに映画を観に行ってきました。
「劔岳 点の記」
こんな映画よく撮ったなぁ、というのが第一の感想。
山を登るだけでも大変なのに撮影機材を運び上げるのも大変。
それに人間の都合には合わせてくれない自然が相手です。
概ね効率の悪い仕事になるのでビジネスライクに考えるとやらんでしょう。
なのに実際の所まで行って撮影したという。
空撮やCGを使わないのだから地味な画だと思いますが
この自然の美しさは何物にも代えられないなと思います。
つくづくカメラで創る映像の美しさを堪能でき良かったです。
ストーリーは単純なので敢えて書かないけど
テーマは何だったんだろう?と振り返ってみると
「仲間」って言葉が鍵になるんだろうと思います。
測量隊隊員内の心の揺らぎ、山岳会との敵対心などを乗り越え
やがて互いを仲間として認め合うことになるのに比べ
軍の上層部は測量隊の命を懸けて出した成果を認めはしなかった。
この対比がテーマなのかな?と私は認識しています。
こんな軍の上層部のあり方がやがての大戦へと向かわせ
玉砕だとか特攻だとか命を粗末にするような戦い方に繋がっていったのでは?
と思ったりしますが、その時代に生きてないのでちっぽけな想像に過ぎないですね。
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