2010年を振り返って「本」
振り返ってたらきりがないので今年読んだ「本」でまとめてみました。
先ずは中山建生著「雪山の基本」枻出版社。
この本はバックカントリースキースノーボードの入門書といっていいでしょう。
今日のニュースでも大山で4人の方が雪崩で残念ながら亡くなったという報じられていました。
今日のケースはスキー場のパトロール隊員でスキー場の中での事らしいですが
自然の力はスキー場の中であろうがなかろうが猛威をふるう事がある、ということ。
バックカントリーはまさしく自然そのものであるだけに楽しみも大きい代わりに
リスクも大きくなります。
そのリスクに対処するためには先ずは知識、それを元にした技術、それを積み重ねて経験、プラスするなら体力ではないかと。
本書は日帰りバックカントリー滑走の為の実用的入門書といっていいでしょう。
内容はとても判り易く実用的です。でもこの本さえ読めばリスクがなくなる訳ではありませんがね。
2冊目は水野健二著「体が硬い人のためのヨガ」PHP研究所。
ヨガの本というと何かポーズ集みたいのが多くて
そんなポーズ全然できないよ、なんてのが多いと無意味に感じちゃいますね。
この本はタイトル通り体が硬くてそんなポーズ出来ませんよなんて人にうってつけの内容ですが
体の硬さとは関係なくヨガをこれからやってみようと思う人に参考になることが沢山書かれています。
私は通ってるスポーツジムでヨガのレッスンを受けていますが
先生の指示通りポーズを作って行くだけの時よりより深く考えることが出来るようになりとてもプラスになりました。
載っているポーズ数は多くないのがちょっと残念ですが体の硬い人やこれからヨガをやってみようと思う人にはお勧めです。
3冊目はA.M.Krasner,Ph.D著小林加奈子訳「クラズナー博士のあなたにもできるヒプノセラピー」株式会社ヴォイス。
ヒプノセラピーって何?というと訳すと催眠療法となるらしいです。
催眠というと何やら怪しげなものに聞こえてしまいますが
それはショー催眠などで見ることがうさん臭く思うからであり
単なる先入観過ぎないと思います。
ヒプノセラピーにおいては催眠誘導よりも暗示の方が重要であろうと思います。
じゃ暗示って何?っていうと判り易く説明するなら
ヤクザ映画の上映が終わった映画館から出てくる男衆は肩をいからせて歩いて出てくる、みたいなものです。
ということは映画をのめり込んで視ているなら映画の暗示を受けているということかもですね。
映画をのめり込んで視ているときはリラックスしつつ集中していますよね。
これも催眠状態の一種と考えてもいいのではないかと思います。
ヨガのシャバアサナ(仰向けで横になるポーズ)もリラックスしつつ集中しています。
このあたりがヒプノセラピーとヨガは通ずるものがある、面白がっています。
それはさておき暗示なんぞなんぼのもんじゃい、と仰せなら何も必要ないですが
使えるものなら何でも使ってなりたい自分になるほうがいい、そう思うならこの本は価値のある一冊でしょう。
さて来年も充実した年にしましょう。
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